2008年07月18日

'*。必須アミノ酸。*’

必須アミノ酸は、体内合成する事が不可能で、生合成経路が長く合成に要する酵素も多いので、体内合成するよりも食事として摂る方が有利との考えもあります。 
イソロイシンロイシンバリンリジンスレオニントリプトファンメチオニンフェニールアラニン、とヒスチジン(主に小児期に不足する)・アルギニン準必須アミノ酸)を加えて9〜10種類とすることがあります。


必須アミノ酸
人体は約60兆個の細胞で構成されていますが、それらの細胞はタンパク質により作られていて、このタンパク質は20種類のアミノ酸から合成されています。 自然界には約300種類のアミノ酸が存在しますが、その内の20種類が人体を構成しています。この内の人が生体内で合成する事が不可能なアミノ酸必須アミノ酸と呼び外界に存在していなければならないアミノ酸のことです。 
イソロイシンロイシンバリンリジンスレオニントリプトファンメチオニンフェ二ールアラニンの8種類です。 その他ヒスチジンは体内でも合成されますが、発育期の幼児は不足になりがちで、栄養学的にはこれも必須アミノ酸としています。 アルギニン準必須アミノ酸とされています。
これらの8種類のアミノ酸の共通項は、まず全ての必須アミノ酸光学異性体の中で全てI型です。光学異性体には、r型I型があり、人体を構成する全てのアミノ酸I型で、必須アミノ酸の十分条件ではありません。
アミノ酸を分類する場合、その基本骨格の特長により分類する事があり、全てのアミノ酸カルボキシル基アミン基を持った両性化合物で、側鎖の種類によりそれがベンゼン核を持った芳香族であったり、脂肪族であったりするのですが、そのどの種類にも必須アミノ酸は属しています。 つまり基本骨格に特有のものはありません。 更に両性化合物が持つ等電点にも共通項は認められませんでした。

調べていく内に共通項は、それぞれのアミノ酸合成のしやすさでした。それは必須アミノ酸は外界に存在する方が生体にとっても有利だからです。 これは自然界がもつ合理性、合目的性が示されています。そしてこの必須アミノ酸を持っているものが、動物の肉牛乳などです。
植物の物は動物ほどではありません。 というのは、アミノ酸スコアという指標があり、必須アミノ酸の含有量が人の必要量に対する割合を示す物です。 動物性食品が100%あるのに対して植物性食品は85%程度です。 白米は65%、大豆は86%、牛・豚共100%(脂身は68%)、も100%です。

トリプトファンという必須アミノ酸は、セロトニン合成に必要とされるアミノ酸で、セロトニンうつ病に関連のある脳内神経伝達物質で、生合成に必須アミノ酸トリプトファンが関連しています。

必須アミノ酸の定義
1.体内合成できないが、できても必要量を賄えないアミノ酸
2.栄養を健全に保つ為に食物から摂取しなければならない。
3.不足するとタンパク質合成が損なわれ、組織維持や正常な育成が困難になる。
  (非必須アミノ酸は、食物から供給される他、糖質・脂質やアミノ酸の分解中間物から生合成される。必須アミノ酸は炭素骨格が枝分かれしていたり、特殊な構造のため生合成できない。)
4.必須アミノ酸は、1950年にローズにより、体内で合成されず、食品から摂る事が不可欠なアミノ酸について純粋なアミノ酸混合物を用いて実験を行い、成人には8種類のアミノ酸が不可欠である事を明らかにした。

必須アミノ酸の種類
イソロイシンロイシンバリンリジンスレオニントリプトファンメチオニンフェニ−ルアラニンヒスチジンの9種類のアミノ酸必須アミノ酸とされてきましたが、1985年に幼児期にとってのみ必要とされてきたヒスチジン成人にとっても必須であるとFAO/WHO/UNUの合同専門委員会は報告しました。
1986年からは準必須アミノ酸アルギニン(子供と幼児には必須)が加わり10種類になりました。

posted by tea at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | アミノ酸
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